コーヒーについてのお役立ち情報

コーヒーの抽出とは何か→挽き、量、焙煎、鮮度、温度、湯量、時間 | ハウカフェ

今回は少し頭でっかちですが、抽出の仕組みをお伝えしたく書きました。 コーヒーの抽出とは何か?を一文で コーヒーの抽出は、豆の断面に出ている成分をお湯の熱で溶かしてお湯に移すことと言えます。 挽くという行為 コーヒー内にある大量の成分は、普段はコーヒーの外殻に包まれています。挽くことで断面に成分を露出させます。 豆を挽くと香りが立つのは、この成分が空中に飛んでいっている状態です。空中に飛んだ香り成分が鼻に入って香りを感じるのです。だからこそ香りがする状態で長く置くと味も香りも抜けていきます。 参照:コーヒーの味の変化は早い→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分 挽いた後の粉自体もそれなりの大きさを持っていますから、そのさらに内部にもたくさんのおいしさ成分(なんとか酸みたいな分子)がたくさん入っています。成分の大きさもバラバラで、粗い挽き目でも露出しやすいものもあれば、細かく挽いてやっと顔を出すものもあります。結果的に挽き目で味が変わります。 あまり粗くすると一杯あたりの豆の量が多すぎて高すぎますし、細かくすると味が変わってしまいコーヒーの香りなどがボケてしまうように感じます。抽出機器との相性を見ながら挽き目を変えていきます。 ガスの正体 焙煎直後の豆の中には二酸化炭素がぎっしり詰まってパンパンになっています。 焙煎とは焼くこと。焼くとは炭素に酸素が結合すること。食品は基本的に炭素+αの塊なので食品を焼くとは炭と二酸化炭素(ガス)を発生させることだとも言えます。なので深炒りの方がガスがよく出ます。 普通の食品はガスがそのまま空中に飛んでいくんですが、豆は外殻があるのでガスが閉じ込められるというわけです。 このガスは、豆を挽いた時に一気に断面から吹き出します。文字通り吹き出しているので、お湯をかけたときにお湯を押し戻して抽出を邪魔します。これがいわゆるコーヒードームです。 ところが外殻には細かい亀裂が入っていて、じわじわとガスが抜けていきます。その際、二酸化炭素以外の香りや味の成分もガスとして一緒に抜けていきます。(コーヒーの味の変化は早い→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分) 抽出を邪魔するほどのガスは残っていないけれど味や香りが抜きらないちょうどいいタイミングが焙煎からだいたい三日目前後となります。正確には豆の種類や焙煎によってベストなタイミングは前後します。基本は浅煎りだと短く深煎りだと長いです。 コーヒー焙煎のエイジング期間は?→浅煎り三日、深煎り二週間 お湯 お湯の温度が上がると抽出までの時間が短くなり、たくさん溶けるようになります。また温度によって溶け出す成分も変わります。同じ量の水とお湯に同じ量の塩と砂糖を入れると塩が溶ける量はどちらも変わらないのにお湯の方だけ砂糖がたくさん溶けて甘くなるのと同じ理屈で、80℃で淹れたものと90℃で淹れたものは各成分の溶け具合が違うため味が変わります。 また一定時間に一定量のお湯に溶ける成分の量には限界があるので、お湯の量で溶け出す成分量も変わります。 熱いお湯にたくさんのお砂糖を入れると徐々に溶けていきますよね。同じようにコーヒーの成分も徐々にお湯に溶けます。なので長い時間放置すると濃くなります。ちなみに抽出圧力を上げて溶ける量を無理やり増やしたものがエスプレッソです。 具体的にはクエン酸とかクロロゲン酸とかなんちゃらかんちゃらが温度や時間によって配合が変わって結果的に味が変わります。 ドリップの際に少ない回数で一気に淹れるのと、多い回数でゆっくり淹れるのは味が違うというのはこのあたりが関係しています。 水出しコーヒーの味が安定するのは低い温度でも溶け出す成分がゆっくり限界ギリギリまで溶けて、それ以上変化しない状態になったからだと言えます。 まとめ つまり 豆の挽き 豆の量 焙煎の度合い 焙煎からの経過時間...

コーヒーの抽出とは何か→挽き、量、焙煎、鮮度、温度、湯量、時間 | ハウカフェ

今回は少し頭でっかちですが、抽出の仕組みをお伝えしたく書きました。 コーヒーの抽出とは何か?を一文で コーヒーの抽出は、豆の断面に出ている成分をお湯の熱で溶かしてお湯に移すことと言えます。 挽くという行為 コーヒー内にある大量の成分は、普段はコーヒーの外殻に包まれています。挽くことで断面に成分を露出させます。 豆を挽くと香りが立つのは、この成分が空中に飛んでいっている状態です。空中に飛んだ香り成分が鼻に入って香りを感じるのです。だからこそ香りがする状態で長く置くと味も香りも抜けていきます。 参照:コーヒーの味の変化は早い→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分 挽いた後の粉自体もそれなりの大きさを持っていますから、そのさらに内部にもたくさんのおいしさ成分(なんとか酸みたいな分子)がたくさん入っています。成分の大きさもバラバラで、粗い挽き目でも露出しやすいものもあれば、細かく挽いてやっと顔を出すものもあります。結果的に挽き目で味が変わります。 あまり粗くすると一杯あたりの豆の量が多すぎて高すぎますし、細かくすると味が変わってしまいコーヒーの香りなどがボケてしまうように感じます。抽出機器との相性を見ながら挽き目を変えていきます。 ガスの正体 焙煎直後の豆の中には二酸化炭素がぎっしり詰まってパンパンになっています。 焙煎とは焼くこと。焼くとは炭素に酸素が結合すること。食品は基本的に炭素+αの塊なので食品を焼くとは炭と二酸化炭素(ガス)を発生させることだとも言えます。なので深炒りの方がガスがよく出ます。 普通の食品はガスがそのまま空中に飛んでいくんですが、豆は外殻があるのでガスが閉じ込められるというわけです。 このガスは、豆を挽いた時に一気に断面から吹き出します。文字通り吹き出しているので、お湯をかけたときにお湯を押し戻して抽出を邪魔します。これがいわゆるコーヒードームです。 ところが外殻には細かい亀裂が入っていて、じわじわとガスが抜けていきます。その際、二酸化炭素以外の香りや味の成分もガスとして一緒に抜けていきます。(コーヒーの味の変化は早い→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分) 抽出を邪魔するほどのガスは残っていないけれど味や香りが抜きらないちょうどいいタイミングが焙煎からだいたい三日目前後となります。正確には豆の種類や焙煎によってベストなタイミングは前後します。基本は浅煎りだと短く深煎りだと長いです。 コーヒー焙煎のエイジング期間は?→浅煎り三日、深煎り二週間 お湯 お湯の温度が上がると抽出までの時間が短くなり、たくさん溶けるようになります。また温度によって溶け出す成分も変わります。同じ量の水とお湯に同じ量の塩と砂糖を入れると塩が溶ける量はどちらも変わらないのにお湯の方だけ砂糖がたくさん溶けて甘くなるのと同じ理屈で、80℃で淹れたものと90℃で淹れたものは各成分の溶け具合が違うため味が変わります。 また一定時間に一定量のお湯に溶ける成分の量には限界があるので、お湯の量で溶け出す成分量も変わります。 熱いお湯にたくさんのお砂糖を入れると徐々に溶けていきますよね。同じようにコーヒーの成分も徐々にお湯に溶けます。なので長い時間放置すると濃くなります。ちなみに抽出圧力を上げて溶ける量を無理やり増やしたものがエスプレッソです。 具体的にはクエン酸とかクロロゲン酸とかなんちゃらかんちゃらが温度や時間によって配合が変わって結果的に味が変わります。 ドリップの際に少ない回数で一気に淹れるのと、多い回数でゆっくり淹れるのは味が違うというのはこのあたりが関係しています。 水出しコーヒーの味が安定するのは低い温度でも溶け出す成分がゆっくり限界ギリギリまで溶けて、それ以上変化しない状態になったからだと言えます。 まとめ つまり 豆の挽き 豆の量 焙煎の度合い 焙煎からの経過時間...

コーヒーの焙煎(ロースト)で味は変わる?→お肉の焼き加減と一緒 | ハウカフェ

コーヒーの焙煎はたくさんパターンがありますよね。 焙煎の深さの基準は、基本的には苦味と酸味のバランスをどうコントロールするか?という観点になります。浅煎りだと甘みと酸味が目立つ、深煎りだと酸味を抑えて苦味が目立つ、ということだけ覚えていただければ大丈夫です。 どれぐらいの焙煎がいいのか?は豆の種類と飲み方で決まります。この豆は焦がしすぎると苦味が強くなるからローストを甘くしよう、この豆はローストが甘いと酸味ばかりが目立つからしっかり焼こう、みたいな感じです。エスプレッソの場合は甘い焙煎だとびっくりするぐらい酸っぱくなるのでしっかりとローストします。 上記を中心に、その他のいろんな観点(甘みが残りやすいとかいろいろ)でちょっとずつ調整していきます。 基本だけ押さえればあとは完全に好みでOK!レア、ミディアムレア、ミディアム、ウェルダン、などなどが好きなのと一緒で、豆の焙煎にも好みが出ます。 ただ、うちを含めて各焙煎師は実際にたくさん飲みながら豆の性格に合わせた焙煎をしているので、最初はオススメの焙煎度合いで飲んでいただくと外さないと思います! コーヒーの水分量と焙煎の関係について書いたこちらも是非ご覧ください。 参照:「コーヒーは生鮮食品」?保存食?→好きな味による 最高の一杯に出逢えますように。

コーヒーの焙煎(ロースト)で味は変わる?→お肉の焼き加減と一緒 | ハウカフェ

コーヒーの焙煎はたくさんパターンがありますよね。 焙煎の深さの基準は、基本的には苦味と酸味のバランスをどうコントロールするか?という観点になります。浅煎りだと甘みと酸味が目立つ、深煎りだと酸味を抑えて苦味が目立つ、ということだけ覚えていただければ大丈夫です。 どれぐらいの焙煎がいいのか?は豆の種類と飲み方で決まります。この豆は焦がしすぎると苦味が強くなるからローストを甘くしよう、この豆はローストが甘いと酸味ばかりが目立つからしっかり焼こう、みたいな感じです。エスプレッソの場合は甘い焙煎だとびっくりするぐらい酸っぱくなるのでしっかりとローストします。 上記を中心に、その他のいろんな観点(甘みが残りやすいとかいろいろ)でちょっとずつ調整していきます。 基本だけ押さえればあとは完全に好みでOK!レア、ミディアムレア、ミディアム、ウェルダン、などなどが好きなのと一緒で、豆の焙煎にも好みが出ます。 ただ、うちを含めて各焙煎師は実際にたくさん飲みながら豆の性格に合わせた焙煎をしているので、最初はオススメの焙煎度合いで飲んでいただくと外さないと思います! コーヒーの水分量と焙煎の関係について書いたこちらも是非ご覧ください。 参照:「コーヒーは生鮮食品」?保存食?→好きな味による 最高の一杯に出逢えますように。

コーヒーの味の分類て複雑すぎない?→ざっくり五種類ぐらいでOK | ハウカフェ

コーヒーの味の分類て複雑すぎない?→ざっくり五種類ぐらいでOK | ハウカフェ

Scroll down to read in English. コーヒーの味の分類ってやたらと複雑じゃないですか?コーヒーを飲みまくっている村上でもいまだに混乱します。。。 大きく分けるとざっくり5種類ぐらいになるように感じます。ぜひご自分の好みに合ったものを見つけてみてください。 スイーツっぽい物 ジュースっぽい物 お茶っぽい物 インパクトがすごい物 香りがついてる物 スイーツっぽい物 みんな大好き普通のコーヒー。 ブラジル、ブルーマウンテン(ジャマイカ)、グアテマラあたりの中米の豆がこういう味であることが多いです。 各社の看板商品はだいたいこれか、これにお茶っぽいものをブレンドしたものが多いです。 よく聞くナッティとかチョコレートのような、みたいなのはこれです。 どんな豆を選ぶべきか迷ったらブラジルを選んでおけば間違いないです。王道オブ王道。 うちで言うとスイーツホット〜コーヒー初心者さんにもお勧めの超万能豆がこの系統の味です。 ジュースっぽい物 割と玄人向けの、甘いものが苦手な方や甘い香りのコーヒーを飲み飽きた方におすすめのもの。 柑橘の酸味がうんぬんと言われたらだいたいこの系統です。淹れて30秒で酸っぱくなる代わりに、香りは独特で極上のものが多いのが特徴です。豆を挽いたときの香りを是非楽しんでください。 モカ(エチオピア)、キリマンジャロ(タンザニア)、ケニアあたりのアフリカの豆が代表的。 今流行のゲイシャもこれの一種です。 ブラックだと通好みの味でめちゃくちゃ人を選ぶんですが、お砂糖を入れた途端に一気にジュース化して飲みやすくなります。 お茶っぽい物 とにかく嫌味がなく、コーヒーってこんなにゴクゴクいけるんだ!と感じると思います。ほうじ茶や麦茶が近いです。 お茶っぽく感じるものは生産国も品種もバラバラなため、ひたすら飲みまくって見つけるしかなく、仕入れられるとラッキー! ホットもアイスも本当にお茶っぽい種類で、村上も大好きです。...

コーヒーの味の分類て複雑すぎない?→ざっくり五種類ぐらいでOK | ハウカフェ

Scroll down to read in English. コーヒーの味の分類ってやたらと複雑じゃないですか?コーヒーを飲みまくっている村上でもいまだに混乱します。。。 大きく分けるとざっくり5種類ぐらいになるように感じます。ぜひご自分の好みに合ったものを見つけてみてください。 スイーツっぽい物 ジュースっぽい物 お茶っぽい物 インパクトがすごい物 香りがついてる物 スイーツっぽい物 みんな大好き普通のコーヒー。 ブラジル、ブルーマウンテン(ジャマイカ)、グアテマラあたりの中米の豆がこういう味であることが多いです。 各社の看板商品はだいたいこれか、これにお茶っぽいものをブレンドしたものが多いです。 よく聞くナッティとかチョコレートのような、みたいなのはこれです。 どんな豆を選ぶべきか迷ったらブラジルを選んでおけば間違いないです。王道オブ王道。 うちで言うとスイーツホット〜コーヒー初心者さんにもお勧めの超万能豆がこの系統の味です。 ジュースっぽい物 割と玄人向けの、甘いものが苦手な方や甘い香りのコーヒーを飲み飽きた方におすすめのもの。 柑橘の酸味がうんぬんと言われたらだいたいこの系統です。淹れて30秒で酸っぱくなる代わりに、香りは独特で極上のものが多いのが特徴です。豆を挽いたときの香りを是非楽しんでください。 モカ(エチオピア)、キリマンジャロ(タンザニア)、ケニアあたりのアフリカの豆が代表的。 今流行のゲイシャもこれの一種です。 ブラックだと通好みの味でめちゃくちゃ人を選ぶんですが、お砂糖を入れた途端に一気にジュース化して飲みやすくなります。 お茶っぽい物 とにかく嫌味がなく、コーヒーってこんなにゴクゴクいけるんだ!と感じると思います。ほうじ茶や麦茶が近いです。 お茶っぽく感じるものは生産国も品種もバラバラなため、ひたすら飲みまくって見つけるしかなく、仕入れられるとラッキー! ホットもアイスも本当にお茶っぽい種類で、村上も大好きです。...

コーヒードリップは神の技術→包丁でキャベツを千切りにする感じ

コーヒードリップは神の技術→包丁でキャベツを千切りにする感じ

Scroll down to read in English. 基本的にコーヒーの美味しさは豆自体の味と鮮度でほとんど決まるので、抽出部分はさらに高みを目指す方へのご案内になります。 ドリップが激ムズとは 抽出といえばドリップ。ドリッパーに挽いた豆をセットしてゆっくりとお湯をかけると膨らむ豆に幸せを感じる。。。というイメージがあると思います。わかります。私も大好きです。 でも実は味だけでいえばドリップでコーヒーの美味しさを安定して引き出すのってとんでもなく難しいんです。ドリッパーとポットだけで一見お手軽に見えても騙されてはいけません笑 なんならプロでも雰囲気でやっている人は多いのではないでしょうか。(高校時代にバイトしてた喫茶店ではかなり長い間雰囲気でやってました。。ごめんなさい。。) お湯の勢い、かける場所、湯での粉の混ぜ方、湯温低下への対応、手の震えなどなど、ブレる要素が多すぎて淹れる度に味が変わってしまいます。 一番近いイメージは「包丁でキャベツを千切りにする」 包丁一つでお手軽に見えるものの、ほとんどの方はスライサーよりも時間がかかり硬く不揃いな千切りになってしまうんじゃないでしょうか。 どれだけややこしいことをしているかはコーヒーの抽出とは何か→挽き、量、焙煎、鮮度、温度、湯量、時間をご参照ください。 極めると名店のマスターのような渋さを会得できるはずなので、私も何十年かけて修行していこうと思います。 どうすればおいしく淹れられるのか ここは素直に機材を使いましょう。私のおすすめは エアロプレス(楽さとカスタマイズ性のバランスがいい) コーヒーメーカー(豆がいいと意外と美味しい) フレンチプレス(ただし新鮮な美味しい豆限定) です。 ポイントはブレる要素を一つでも減らすことです。 コーヒーの抽出とは何か→挽き、量、焙煎、鮮度、温度、湯量、時間の通りどこかがブレるとあっという間に味が変わりますので、ドリップは雰囲気と香りを楽しむのに集中するか、味が安定するように修行を積むか、そうでなければ味の安定しやすい器具を選んで豆選びに主軸を置くかすると、楽しく飲んでいただけるかなと思います。 最高の一杯に出会えますように。 What does it mean "Pour...

コーヒードリップは神の技術→包丁でキャベツを千切りにする感じ

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コーヒーの淹れ方黄金パターン→90度、10g、中粗、150ml、1分 | ハウカフェ

コーヒーの淹れ方黄金パターン→90度、10g、中粗、150ml、1分 | ハウカフェ

これを基本にするとまず間違いなく外れない、という黄金パターンをお教えします。抽出器具はエアロプレスを想定しています。  お湯の温度:90度前後(夏なら85度ぐらい) 豆の量:10g 挽き目:中粗挽き。カリタなら5ぐらい。 お湯の量:150ml 抽出時間:お湯を入れ始めてから1分後には押し切る。 ここから、お好みに応じて濃度を調整してください。上記おすすめの挽き目はこのぐらいの大きです↓ 私は蒸らしを挟むのが好きなので、抽出をこんな感じにしています。 0〜10秒:50mlぐらいのお湯を入れる 10〜15秒:バシャバシャまぜる 15秒〜30秒:放置 30秒〜45秒:100mlぐらいのお湯を入れて合計150mlになるようにする 45〜50秒:一瞬混ぜる 50秒〜60秒:プレス 実際はチラチラタイマーをみながらやるので難しくはないです。 最高の一杯に出会えますように。

コーヒーの淹れ方黄金パターン→90度、10g、中粗、150ml、1分 | ハウカフェ

これを基本にするとまず間違いなく外れない、という黄金パターンをお教えします。抽出器具はエアロプレスを想定しています。  お湯の温度:90度前後(夏なら85度ぐらい) 豆の量:10g 挽き目:中粗挽き。カリタなら5ぐらい。 お湯の量:150ml 抽出時間:お湯を入れ始めてから1分後には押し切る。 ここから、お好みに応じて濃度を調整してください。上記おすすめの挽き目はこのぐらいの大きです↓ 私は蒸らしを挟むのが好きなので、抽出をこんな感じにしています。 0〜10秒:50mlぐらいのお湯を入れる 10〜15秒:バシャバシャまぜる 15秒〜30秒:放置 30秒〜45秒:100mlぐらいのお湯を入れて合計150mlになるようにする 45〜50秒:一瞬混ぜる 50秒〜60秒:プレス 実際はチラチラタイマーをみながらやるので難しくはないです。 最高の一杯に出会えますように。

楽に美味しいコーヒー飲みたい→定番の豆を電動ミルであとは適当! | ハウカフェ

楽に美味しいコーヒー飲みたい→定番の豆を電動ミルであとは適当! | ハウカフェ

インスタントから一歩進んだ美味しいコーヒーを楽に手軽に飲みたい方へ。この通りに飲めば外れることはまずないです。 豆の挽き目選び 挽いていない豆の一択です。挽いてある粉を買って美味しいコーヒーを飲むことはほぼ不可能です。正確には開封直後の一杯だけはとても美味く、それ以降は別物です。くわしくはこちらのコーヒーは一瞬でマズくなる→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分という記事をご覧ください。 鮮度より重要な要素はありません。 とはいえ面倒だから粉状のものがいいという方は、1〜2杯分の個包装のものをお選びください。 豆の種類選び 豆の選び方は「お店で一番売れてるやつ」がいいと思います。うちで言えばスイーツホット〜コーヒー初心者さんにもお勧めの超万能豆、スタバで言えばハウスブレンドなどなど。 たくさんの人が選んでいるものは大抵よくできてます。 売れているものがわからなければブラジルやグアテマラ などの中米の豆を選んでおけば手堅いです。 挽き方〜電動ミルを用意 コーヒーを淹れる時に一番面倒なのが豆を挽くという行為。「ミル」という豆を挽くための専用の器具があり、手動から業務用までたくさん種類があります。 これだけは絶対に電動をお勧めします。安いやつで十分なので電動にしてください。店長村上もいろいろと試した結果、手動は旅行の時にだけ使い、お店や家では電動一択という結論になりました。 理由は二つあります。 一つ目の理由は手動だと面倒になって飲まなくなるからです。電動だと熱で豆の味が変わる可能性があるという話もありつつ、面倒で飲まなかったら本末転倒かなと思いますので、私としてはとにかく電動をおすすめします。手動は結構力もいるので、急いで挽くと疲れしまって、あっという間に使わなくなります。 もう一つの理由は手動だと挽いている間に味と香りが飛んで味が落ちるからです。手動ミルって意外と時間がかかるんです。コーヒーは一瞬でマズくなる→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分に書いた通り、コーヒーは挽き始めてから遅くとも1分後にはお湯をかけ始めないと本当の味が楽しめないのですが、手動だとかなりバタバタします。美味しいコーヒーを飲むためにわざわざ挽くわけですから折角ならベストな状態で飲んでいただきたいです。 人生の時間は貴重です。手動と電動の安いやつはほぼ同じ値段なので迷わず電動を選んでください。その後の人生全部が豊かになると言い切れます。 私が実際に使ったことのあるおすすめのグラインダーをいくつかご紹介します。(価格は全てタイミングによって変わります。) メリタ グラインダー ECG62-1B 楽天:3,181円 Amazon:2,990円メリット:圧倒的に安い!デメリット: 挽き目を揃えにくい。ちょっと挽いたら本体ごと振ってまた挽くというのを繰り返すのがおすすめです。 カリタ ナイスカットG  楽天:38,000円 Amazon:36,000円メリット:弱点の少ないザ・スタンダード。デメリット:高い。挽いている時の音がすごい。 フジローヤル みるっこ...

楽に美味しいコーヒー飲みたい→定番の豆を電動ミルであとは適当! | ハウカフェ

インスタントから一歩進んだ美味しいコーヒーを楽に手軽に飲みたい方へ。この通りに飲めば外れることはまずないです。 豆の挽き目選び 挽いていない豆の一択です。挽いてある粉を買って美味しいコーヒーを飲むことはほぼ不可能です。正確には開封直後の一杯だけはとても美味く、それ以降は別物です。くわしくはこちらのコーヒーは一瞬でマズくなる→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分という記事をご覧ください。 鮮度より重要な要素はありません。 とはいえ面倒だから粉状のものがいいという方は、1〜2杯分の個包装のものをお選びください。 豆の種類選び 豆の選び方は「お店で一番売れてるやつ」がいいと思います。うちで言えばスイーツホット〜コーヒー初心者さんにもお勧めの超万能豆、スタバで言えばハウスブレンドなどなど。 たくさんの人が選んでいるものは大抵よくできてます。 売れているものがわからなければブラジルやグアテマラ などの中米の豆を選んでおけば手堅いです。 挽き方〜電動ミルを用意 コーヒーを淹れる時に一番面倒なのが豆を挽くという行為。「ミル」という豆を挽くための専用の器具があり、手動から業務用までたくさん種類があります。 これだけは絶対に電動をお勧めします。安いやつで十分なので電動にしてください。店長村上もいろいろと試した結果、手動は旅行の時にだけ使い、お店や家では電動一択という結論になりました。 理由は二つあります。 一つ目の理由は手動だと面倒になって飲まなくなるからです。電動だと熱で豆の味が変わる可能性があるという話もありつつ、面倒で飲まなかったら本末転倒かなと思いますので、私としてはとにかく電動をおすすめします。手動は結構力もいるので、急いで挽くと疲れしまって、あっという間に使わなくなります。 もう一つの理由は手動だと挽いている間に味と香りが飛んで味が落ちるからです。手動ミルって意外と時間がかかるんです。コーヒーは一瞬でマズくなる→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分に書いた通り、コーヒーは挽き始めてから遅くとも1分後にはお湯をかけ始めないと本当の味が楽しめないのですが、手動だとかなりバタバタします。美味しいコーヒーを飲むためにわざわざ挽くわけですから折角ならベストな状態で飲んでいただきたいです。 人生の時間は貴重です。手動と電動の安いやつはほぼ同じ値段なので迷わず電動を選んでください。その後の人生全部が豊かになると言い切れます。 私が実際に使ったことのあるおすすめのグラインダーをいくつかご紹介します。(価格は全てタイミングによって変わります。) メリタ グラインダー ECG62-1B 楽天:3,181円 Amazon:2,990円メリット:圧倒的に安い!デメリット: 挽き目を揃えにくい。ちょっと挽いたら本体ごと振ってまた挽くというのを繰り返すのがおすすめです。 カリタ ナイスカットG  楽天:38,000円 Amazon:36,000円メリット:弱点の少ないザ・スタンダード。デメリット:高い。挽いている時の音がすごい。 フジローヤル みるっこ...