コーヒーのフィルターの違いは?→ペーパー、金属、ネル、陶器 | ハウカフェ
共有
コーヒーのフィルターは大きく分て四つあります。
- ペーパー
- 金属
- ネル
- 陶器=セラミック
です。
どれがいい悪いと言うより、一長一短で味の好みと飲む頻度で決めるのがおすすめ!
ペーパー
すっきりクリア、とにかく楽。
100円ショップでも売ってある通り、一番ポピュラーです。
だからといって素人っぽい味になるということではなく、ゴクゴク飲むのに向いている味になります。
また少し古くなった豆=鮮度を保つように特別に気をつけている豆以外の普通の状態の豆は、油分の味が悪くなっているので紙フィルターでこした方が断然おいしくなります。
悪いところを引き算してくれるフィルターという感じです。
何より洗う手間がないので、日常使いなら一番おすすめです。
金属
美味しい豆はより美味しく、マズい豆はよりマズくなります。
豆の品質の影響をモロにうけるフィルターです。
味わいを掛け算するフィルターと言えます。
挽いた後の細かい粉(微粉といいます)とコーヒーオイルがフィルターを通過するため、ペーパーとは結構違った味わいになります。
(誤解を恐れず言うと、意図的に過抽出を起こすためのフィルターになります。)
通り抜けた微分からどんどん抽出が進むため、淹れたコーヒーはペーパー以上に足が早く、数秒毎に味が変わります。
参照:コーヒーは一瞬でマズくなる→焙煎後3日、挽いて1分、淹れて1分
また、微粉が液中に浮かんでいるため、舌触りが若干ざらっとします。
ここは結構苦手な人は苦手かもしれません。
手っ取り早くこの味を知ってみたい方は、目が粗めのお茶用のパックに挽いた豆を入れて、お湯の中でザブザブ振ってみてください(=ティーバッグのコーヒー版)。
結構近い味になりますよ。
お近くにスタバがある方は「コーヒープレスでください」と頼むと金属フィルターのフレンチプレスという器具で淹れてくれますので是非一度お試しを。
お砂糖などにも負けない味わいになるので、ブラック以外で飲みたい場合におすすめです。
酸っぱいコーヒーが苦手という方は、金属フィルター+生クリームを試してみてください。
ネル
味の王様。
サイフォンなどについてる白い布です。
レトロな喫茶店はほぼ全店舗と言っていいぐらいネル抽出なんじゃないでしょうか。
理由は、金属のようにオイルを抽出できる上、微粉を通さないので舌触りが滑らかで味も安定するからです。
(昭和の時代はコーヒーに限らず味が濃いものの方が「わざわざ食べにきた感がある」という理由で外食として受けが良かったそうです。時代が新しくなるにつれて徐々にスッキリが流行るようになっていきました。)
そしてお手入れもしっかりプロ向け。
まず、粉がなかなか落ちない。
頑張ってこそげ落として、さらに水洗いして、ようやくそれなりに落ちたかなーぐらいの感じです。
どれだけ洗っても布にコーヒーの粉が染み込んでいてどんどん古くなっていきますので、洗ったあとはそのままではダメで、水につけて冷蔵庫へ。
陶器(セラミック)
突然現れたオシャレ番長。
マジでオシャレです。
これが家にあったらプロっぽさがすごい。
訪問者に100発100中で突っ込まれます。
味は、苦味が減って甘みが増えるような印象で美味しいです。
店長的にはかなり好きな方向性の味です。
ただし、お手入れがネルをも軽く凌駕するレベルで面倒。。。
具体的には
- 数分に一回回しながら煙が出なくなるまで満遍なくコンロで焼く(火力が強過ぎるとひび割れます)
- しっかりと冷えるまで待つ(熱いまま作業するとひび割れます)
- 表面に微妙に残った炭を落とすためにしっかり洗う
- 抽出前に一回お湯通しして温める
という作業が毎回に近いぐらい必要になります笑
本当に容赦無く秒で目詰まりしてお湯が落ちるスピードが遅くなりますので正直日常遣いはまず無理なレベル。
けれどもこの味と雰囲気は他では味わえないので「たまにはゆっくりと美味しいコーヒーを飲みたいな!」という時のとっておきのフィルターです。
最高の一杯に出会えますように。